宮城の蔵元一覧
[ 仙台市泉区 ]
仙台伊澤家 勝山酒造
Katsuyama Supremu SAKE Co.,Ltd.
主要銘柄
勝山/戦勝政宗
仙台藩の御用蔵が
「温故知新」で目指す
次世代を見据えた酒造り
勝山は元禄年間(1688)に伊達家62万石の城下町仙台にて創業し、藩政時代に仙台藩の御酒御用蔵を務めた由緒ある蔵である。創業から330年以上続く、県内に現存する唯一の御酒御用蔵として暖簾を守り、仙台の中心地・青葉区上杉にあった蔵から平成17年(2005)、仕込み水の水源地である泉ヶ岳の麓の泉区福岡に移転。県内初の全量純米化に向けて「これまでの伝統の技と最新技術による工程を一から組み立て直した」と十二代目蔵元 伊澤平藏さんは語る。
高級酒醸造蔵として銘柄を集約し、より精密な酒造りに取り組み、原料米は純米大吟醸「DIAMOND AKATSUKI」「暁」「伝」、純米吟醸「献」に兵庫県産特A地区の最高級の山田錦を使用。また、特別純米「縁」「鴒」には地域でとれる仙台産米を使い、ワインでいうテロワール(土壌や地勢、気候)を表現。
造りのシンボルである日本に数台しかない「遠心分離機」を「DIAMOND AKATSUKI」「暁」に採用し、芳醇な味わいながら洗練された「これまでにない酒」として高い評価を得ている。
週にタンク1本の丁寧な仕込みで
純度の高い贅沢な酒を
後藤光昭杜氏のもと、純米系ならではの個性を表現するために力強い麹による健全な発酵と、三季醸造の1週間に1本の丁寧な造りを行い、早瓶火入れや-5℃の氷点下貯蔵により純度の高い酒を醸している。
最新の機材を導入しながら、人の技や感性を活かす環境も整えたこともあり、勝山は数々の賞を受賞。
2015・2016年には、世界最大級の日本酒品評会として知られる「SAKE COMPETITION」にて「純米吟醸 献」が2年連続全国1位に輝いた。
また、2019年、世界でもっとも大きな影響力をもつ世界最大規模のワインコンテストIWC (International Wine Challenge)のSAKE部門において、「純米吟醸 献」が1500銘柄の中から1位として最高賞「チャンピオン・サケ」の称号を得た。さらに、同年フランスで開かれる唯一の日本酒コンクール「Kura Master」でも「純米大吟醸 伝」が最高賞「プレジデント賞」で1位に選ばれる栄光に輝いている。
純米系の酒のみを醸す勝山が目指すのは透明感のあるきれいな旨みの酒であり、お米の美味しさがおかずを引き立てるように、お料理に寄り添えるお酒であることを高い次元で目指していきたいと考えています。
Information
蔵元情報
宮城県で最も早く高級酒醸造にシフトし県内で最初の純米蔵となりました。
勝山はさまざまな料理と楽しめる純米系の酒を極めて丁寧に醸しながら日本酒の持つ素晴らしい「旨み」の可能性を日本国内外に発信しています。
蔵見学 | 不可 |
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