宮城の蔵元一覧

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[ 富谷市 ]

内ヶ崎酒造店

Uchigasaki Shuzoten

主要銘柄

鳳陽

商品写真

富谷とともに歩んだ老舗
伝統と実績に甘んじることなく
つねに視線は半歩先へ

県内最古を誇る内ケ崎酒造店の歴史は、蔵を構える富谷町の歴史と重なる。初代は伊達政宗公に街道整備を命じられ、町の祖となった人物。それだけに蔵は町民交流の場として機能し、酒は町を活性化する役割を担ってきた。なかでも活動の柱となっている地域づくりグループ『四季学校』との連携について内ヶ﨑研社長はこう話す。
「ともに田植え、稲刈りをし、収穫した米からでき上がったお酒は会員に対して年4回頒布します。季節ごとの味わいを楽しんでいただき、お酒を買うだけではなく造る活動にかかわることで、富谷の自然や食材にも触れてもらうのが狙いです」

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未知の可能性を求めて
新しい日本酒文化を

内ケ崎酒造店は、地域に根づいた老舗蔵の顔を持つ一方、早い段階から海外に対してのアプローチを図ってきた。平成21年(2009)に開かれた世界規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)」SAKE部門で金賞を受賞。その2年後には、英国王室御用達の高級ワイン店に、初めて取り扱う日本酒として選出されるなど、躍進ぶりには目を見張るものがある。
そんな内ケ崎酒造店の主要銘柄「鳳陽」には、いったいどんなこだわりがあるのだろう。
「のどごし、キレの良さ、そしてふくらみのある味わい。特別なものに合わせるのではなく、ふだん食べているものに合うような酒を目指しています」
また、アニメとコラボレーションし、従来とは異なる層にアプローチするなど、内ケ崎酒造店はつねに半歩先を見据えて動いているように見える。今後も新たな分野に挑戦し、飲み手をあの手この手で楽しませてくれそうだ。

Information
蔵元情報

外観写真

内ヶ崎酒造店

宮城県富谷市富谷新町27

お問い合わせ Tel : 022-358-2026

https://uchigasaki.com/

寛文元年(1661)、内ケ崎家二代目の作右衛門が酒造業を始めた。主要銘柄の「鳳陽」は、奥州街道の宿場で休息をとる大名たちや、地元住民に親しまれてきた。「鳳陽」の名は、唐の故事「鳳明朝陽」からとられた。鳳凰が飛ぶとほかの鳥がそれ従って羽音を立てて飛び立つように、徳のある天子のもとには賢臣が集まる。この故事にあやかって、家運の隆盛を願って名づけられたのが「鳳陽」だ。
蔵見学 可(4月〜9月〔日・祝以外〕要予約)

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